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【日本百名山 No.44】筑波山に登頂しました!(TEAM百名山)

2月、日本百名山No.44の筑波山(つくばさん)へ日帰り登山にチャレンジしました!

筑波山(つくばさん)は、日本百名山、日本百景の一つで、関東地方東部、茨木県つくば市北端にあり、筑波山神社の境内地で西側の男体山(標高871 m)と東側の女体山(標高877 m)からなる、百名山では最も標高が低い山です。 富士山と対比して「西の富士、東の筑波」と称され、朝夕に山肌の色を変えることから「紫峰」とも呼ばれています。

筑波山は、ガマ(二ホンヒキガエル)の油売りの口上などでも知られています。 山中には巨石、奇石、名石が数多く散在し、それぞれに名前がつけられ、多くの伝説を生み、それらに対する信仰が今日でも受け継がれ、山そのものが「神域」として崇められており、筑波神社境内社や随神門など、県や市の指定文化財となっているものが多数あります。 開山以来、「結界」が張られており、荒れた時代もあったそうですが、現在でも「霊山」であり山の万物が「神体」とされています。 「夜間は男体・女体の神々が御幸ヶ原に出現する」ため「二人の遊楽を妨げてはならず入山しない」とする古くからの謂われがあるそうなので、ハイカーとしては残念ですが、人気のナイトハイクは少し控えた方が良さそうですね。

《 本日のコース 》:筑波山神社 →(御幸ヶ原コース)宮脇駅 → 男女川源流の湧水 → 筑波山頂駅 → 筑波山(男体山)→ 筑波山頂駅 → 分岐 → 筑波山(女体山)→ 分岐 →(白雲橋コース)登山口 → 筑波山神社 総コースタイム:4時間00分 今日も一日楽しみましょう!!

〈筑波山神社〉 筑波山を神体として祀る神社です。 主要社殿は3箇所あり、山腹の拝殿、西峰頂上の男体山本殿 、東峰頂上の女体山本殿があります。

〈勇ましい山門の狛犬〉

〈山行安全御祈願〉 本日の山行安全の御祈願をしてから登山を始めます。

〈山中の木製階段を登る〉 筑波山神社からスタートし、まずは男体山のピークを目指します。御幸ヶ原コースはケーブルカー沿いのコースで、比較的急勾配です。

〈コマ展望台〉 早朝のため開店していませんが、ケーブルカー直営店です。  筑波山頂駅の隣にあり、1階が売店、2階が展望食堂、3階が屋上展望台となっています。2階の客席は360°のパノラマを楽しみながらお食事ができる展望レストランです。

〈御幸ヶ原:標高800m〉 「夜間は男体・女体の神々が御幸ヶ原に出現する」ため「二人の遊楽を妨げてはならず入山しない」とする古くからの謂われがあるのがこの場所です。

〈関東一円が見渡せます〉 美しい景色。少し休憩したら、男体山を目指しましょう!

〈男体山(なんたいさん)御本殿〉 筑波山神社の御本殿で、筑波男大神《伊弉諾尊(イザナギノミコト)》を祀ります。 西峰頂上は、標高871メートルです。

〈男体山御本殿前から〉 遠くは、「南アルプスの盟主」北岳まで見渡せます。

山頂連絡路を歩き、女体山を目指します。途中に変わった石を見かけます。

〈ガマ石〉 あの筑波山名物「ガマの油」ガマ工場を考案した永井兵助(ながい ひょうすけ)が、この石の前で口上の文句を考えたと言われており、この不思議な形の石は、実は江戸時代には「雄竜石(おたついし)」と言われ、その尾は霞ヶ浦に達すると言われています。

さらに進むと女体山が見えてきました。

〈女体山(にょたいさん)御本殿・天浮橋(あめのうきはし)〉 天浮橋は、日本神話において天と地を繋ぐ天上の浮き橋。 古事記と日本書紀の両方で言及されており、イザナギとイザナミが世界を作ったとされる橋です。

〈女体山(にょたいさん)御本殿〉 筑波山神社の御本殿で、筑波女大神《伊弉冊尊(イザナミノミコト)》を祀ります。 《伊弉諾尊(イザナギノミコト)》と《伊弉冊尊(イザナミノミコト)》は、日本人の祖神(おやがみ)として古事記や日本書紀に記されています。二神が結婚して神々を産み、国産みをしたことから、「縁結び、夫婦和合、家内安全」といった御神徳が有名です。

〈女体山(にょたいさん)頂上から〉 標高877mの女体山は、筑波山の最高峰となっています。 山頂は岩に覆われており、そこからの眺めは素晴らしく、眼下に広がる田園風景やつくば市内だけでなく、天候が良いと富士山や東京都心の高層ビルも望むことができます。

白雲橋コースで下山します。 白雲橋コースは全体的にゆるやか。 それだけ歩行距離は登りの御幸ヶ原コースより長いですが、途中に巨岩や奇岩を楽しめるコースです。

〈屏風岩〉 まるで屏風のように見えることから名付けられました。筑波山神社の摂社「安産常神社(あざとこじんじゃ)」があり、素戔嗚尊(すさのをのみこと※開祖の神)を祀っています。

〈裏面大黒〉 打ち出の小槌で有名な大黒天様が、その名の通り大きな袋を大黒様の大黒様の後ろ姿のようにみえることからそう呼ばれています。

〈国割り石〉 太古の昔、集まった神々がこの石の上に線を引き、それぞれの統治めるべき地方を割り振ったといわれています。

〈高天原(たかまがはら)〉 高天原とは日本神話で、天照大神(あまてらすおおかみ)をはじめ多くの神々が坐す「天井の世界」。その天照大神(太陽神であり、天皇の祖神)を祀る筑波山神社の摂社「稲村神社」があります。

〈稲村神社〉

〈母の胎内くぐり〉 筑波山禅定(修験の行)の行場の一つ。岩を抜けることで、罪穢れの無い清い心身に立ち返ることを意味しています。 狭い空間ですが、皆で潜り抜けてみました!

〈白蛇弁天〉 ここに白蛇が住むといわれ、白蛇を見たものは財を成すと言われています。 残念ながら、周囲を探してみましたが白蛇は発見できませんでした!

〈下山後は名物の筑波うどんで腹ごしらえ〉 つ=つくね(筑波産の銘柄鶏、つくば茜鶏使用)/ く=くろ野菜(しいたけやごぼうなど)/ ば=バラ肉(茨城県産ローズポーク)。 つ・く・ばの食材を生かしたうどんは、とても美味しかったです!

天候にも恵まれ、日本百名山にも数えられる「筑波山」に無事に登頂することができました。 「筑波山」は、男体山と女体山の2つの峰を持ち、信仰の山として栄えてきました。 日本神話の中で最も名が出やすい神様といえばおそらくアマテラスオオミカミだろうと思います。 次いでスサノオノミコト、ツクヨミノミコトなどが出てくると思いますが、その神々にも両親がおり、その両親こそがイザナギノミコト(男体山)であり、イザナミノミコト(女体山)です。 ともに男女の神様です。 そして、そんな国生み、神生みを果たした創世の神話が残る山こそが、「筑波山」なのです。 標高877mで日本百名山としては一番標高の低い山ですが、ケーブルカー・ロープウェイが整備され山頂までのアクセスもよく、登山初心者から山頂を目指すことができる山です。 特に山頂からの眺望は関東平野を一望できる抜群の景色でした!!

今回も事故やトラブルもなく無事に下山できたので、大満足です!!

TEAM 百名山の皆さん 楽しい一日をありがとう!