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時にはアートで息抜きを 『 岡本太郎記念館 』

7月、渋谷に本社を移転して2ヶ月が経過しました。 引越し業務もひと段落したので、社員数名で日常のストレスから離れて『 岡本太郎記念館 』にアートを楽しみに行きました! 今回は、アートで息抜きする楽しい方法を紹介します!

岡本太郎記念館の最寄り駅は、当社所在の『渋谷駅』のすぐ隣、東京メトロ【銀座線】・【千代田線】・【半蔵門線】 『表参道』駅より徒歩8分程度の場所にあります! 岡本太郎は、この場所に1953年(昭和28年)から84歳で没した1996年(平成8年)まで暮らし、創作活動を行っていたそうです。

岡本太郎と言えば、アートの世界では非常に有名な日本の画家です。 岡本太郎記念館には、多くの彫刻、デッサン、エスキースなどが展示保存されていて、館内に足を踏み入れると、彼の創作の世界に引き込まれます! また、岡本太郎語録というような、素敵な言葉の数々を残しています。 本日は、現代美術家・ヤノベケンジの企画展「太郎と猫と太陽と」が開催されています。 早速、入場してみましょう!

〈岡本太郎記念館 入口〉 日本の敗戦後に再建された建物は、岡本の友人でル・コルビュジェの弟子でもあった建築家・坂倉準三の設計により建てられたものであり、岡本の要望により、積み上げたブロックの壁の上に凸レンズ形の屋根の乗った独自の形象をしており、壁には岡本の描く顔と「TARO」の赤いサインが入っています。 1970年(昭和45年)に行われた大阪万国博の太陽の塔の構想もここで練られたそうです。

〈こどもの樹〉 表参道駅近くの青山通りに面する国立総合児童センター「こどもの城」は2015年に閉鎖されました。そのシンボルとして作られた高さ7.5m、幅5.2mの像の縮小版オブジェ。 「人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない」という岡本太郎の言葉が背景にあり、文化や人種の問題を超えた超えた子供の尊重を訴えている作品と言われています。建物は2029年ごろまでには、東京都が複合施設に建て替える予定ですが、〈こどもの樹〉破損ぞ期予定です。 右は岡本太郎本人のオブジェ。 身長156cm小柄な方でした。

『下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか。』

〈赤い手と青い手のオブジェ〉 神奈川県相模原市 西門商店街に、設置されています。 「宇宙をつかみ、客を呼ぶ」意味の込められたオブジェ、現物は高さが4mもの大きさにもなります。 岡本太郎曰く、「芸術を暮らしのなかに届けたい」とのこと。 手前が1963年の作品でk《坐ることを拒否する椅子》信楽で焼かれた陶製の椅子です

『きみはあなた自身を創造していると思いなさい。』

〈太陽の塔〉 ご存じ、日本万国博覧会(1970年開催)のシンボル塔であり、岡本太郎の代表作です! 実物の高さは約70メートルにもなり、左右に腕を広げて会場を訪れた人々を迎えました。 塔の頂部には金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔を持っています。 「太陽の塔」は過去・現在・未来を貫いて生成する万物のエネルギーの象徴であると同時に、生命の中心、祭りの中心を示したものです。 構造は、鉄骨、鉄筋コンクリート造りで一部軽量化のため吹き付けのコンクリートが使われています。

『いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。』

コンパクトなスペースながら、美術館の周りの庭園にも素敵な作品群が目白押しです!

〈犬の植木鉢〉 1955年作。 「庭に猛獣など、うろうろさせたかった。しかしどうもわたしが作る猛獣はかわいくなってしょうがない。我が家を訪ねる客は、みな私にそっくりだとからかう」

〈太陽の顔〉

〈シップス・キャット(船乗り猫)〉 庭には岡本太郎作品とともに、これまでのシリーズで1番大きい《SHIP’S CAT》ヤノベケンジの作品が展示されています。  船乗り猫とは、船乗りたちが長い航海に出る間に船上で飼われる猫を指し、ネズミの被害から貨物や船を守るとともに、船乗りたちに癒しをもたらす存在でした。  ヤノベ氏は船乗り猫をモチーフに、《SHIP’S CAT》を「若者や人々の旅や冒険を守り、地域に幸福を運ぶ巨大な猫、未来に立ち向かう姿を作品」として制作しているそうです。

岡本太郎記念館では、岡本太郎の傑作を数多く見ることができます。 彼の特徴的なカラフルな作品やユニークな形状の彫刻は、一度見たら忘れられないものばかりです。 特に注目すべきは、彼の代表作である「太陽の塔」。その圧倒的な存在感は、見逃せません! 美術館の周りには庭園もあり、館内でのアート鑑賞を楽しみながら自然を満喫することもできます。 電車でのアクセスが便利で、最寄りの駅から美術館までは徒歩圏内です。 周辺にはカフェやレストランもたくさんあるので、美術鑑賞の後は美味しい食事やお茶を楽しむこともできます。 是非一度訪れてみてください!

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〈明日の神話:1969年作〉 実は当社事務所近くの、渋谷マークシティー連絡通路内に岡本太郎のもうひとつの傑作が展示されています。 2003年秋、長らく行方がわからなくなっていた岡本太郎作の巨大壁画《明日の神話》がメキシコシティ郊外で発見されました。 描かれているのは原爆が炸裂する悲劇の瞬間です。 しかしこの作品は単なる被害者の絵ではありません。 人は残酷な惨劇さえも誇らかに乗り越えることができる、そしてその先にこそ《明日の神話》が生まれるのだ、という岡本太郎の強いメッセージが込められているそうです。 『太陽の塔』と同時期に制作され、“塔と対をなす”といわれるこの作品は、岡本太郎の最高傑作のひとつであり、岡本芸術の系譜のなかでも欠くべからざる極めて重要な作品です。

『自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ。』

今回は、日常の忙しさから離れて、心豊かなひとときを過ごしましょう! を合言葉に、岡本太郎記念館のアートで日常のストレスを忘れ、楽しいひと時を過ごしました。

岡本太郎の作品は、その鮮やかな色彩やエネルギッシュな表現力によって、私たちの心を豊かにしてくれます。 また、時間を見つけてアートを鑑賞しに行きましょう!

猛暑に負けず、皆でお仕事がんばりましょう!