秀麗富嶽十二景【八番山頂】岩殿山に登頂しました!(TEAM百名山)
3月末、山梨県の岩殿山(いわどのさん)へ日帰り登山にチャレンジしました! 岩殿山は、山梨県大月市にある山で、「山梨百名山」や「秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)」の【八番山頂】に選出されています。
岩殿山は、大月駅のすぐ目の前に立っている大月市を象徴する存在です。 標高は634mあり、東京スカイツリーと同じ高さの低山です。 岩殿山はその昔、戦国の武将、小山田氏の居城があったところで、甲斐と相模を結ぶ交通の要衝であったところです。 鏡岩と呼ばれる切り立った岩峰の上に築かれた城は、駿河の 久能山城、上野の岩櫃城と並び、武田三名城と呼ばれ、難攻不落を誇っていたと言います。現在でも城門跡などの幾つかの史跡が残っています。 織田信長が武田に侵攻した時、城主小山田信茂は織田方に寝返り、岩殿山城に落ち延びる武田勝頼を郡内に迎え入れなかったと言います。これにより武田勝頼は近くの天目山で自害し、戦国雄である武田氏もその歴史を閉じました。また小山田信茂も謀反の咎で甲斐善光寺において処刑されたと言われています。 また、山の中腹にある岩殿山丸山公園は、桜の名所として知られています。
《 本日のコース 》:JR大月駅 → 畑倉登山口 → 鬼の岩屋 → 岩殿山 → 東屋 → 岩殿山三ノ丸展望台 → 兜岩 → 天神山 → 稚児落とし → JR大月駅 総コースタイム:4時間00分 今日も一日楽しみましょう!!
〈 JR大月駅 〉 本日のスタート地点です!! 本日向かう「岩殿山~稚児落とし周回」ルートは、一部岩尾根となっており、鎖やロープを使った岩山登りが楽しめるということなので、とてしみです! 天候も良く、登山日和になりそうです!!
〈畑倉登山口 〉 大月市には古くから桃太郎の伝説がありました。昔むかし、おばあさんが「桂川」で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこと大きな桃が「ももくら山」の麓から流れてきました。その桃から生まれたのが「桃太郎」。「鶴島」にて成長した桃太郎は、「岩殿山」に住む悪い鬼の退治に出かけました。道中、腰に付けたきび団子をあげ、「犬目」でイヌを「鳥沢」でキジを、「猿橋」 でサルを家来にしました。桃太郎軍団との激闘の末、攻撃に耐えかねた鬼は逃げ出し、隣の「徳巌」に足をかけると、哀れなことに股が裂けてしまいました。 これから向かうのが、鬼の住処とされる岩殿山の「鬼の岩屋」。大月市周辺には、桃太郎伝説にまつわる名所や地名が点在しています。
〈 鬼の岩屋 〉 ここはかつて栄えた修験道場・円通寺の新宮として十一面観音を祀った懸け造りの堂宇がありました。数カ所ある岩殿山の洞窟のうち一番大きい、この「 新宮洞窟 」は岩殿山の鬼が棲み家にしていたと言い伝えられています。
〈 山桜 〉 今年は気温が低いせいか3月末でも三分咲。
〈 岩殿山 山頂 〉 山頂は開けていて、雲一つない空に富士山が映えます。
〈 山の合間から 〉 岩殿山は山の合間から、美しい富士山が良く見えます。
途中、天神山の山頂(標高 589m)を通過します 。木々に囲まれていて、何も見えませんが山頂です。
〈 風にふかれて 〉
〈 先に見える岸壁が稚児落とし 〉
〈 稚児落とし 〉 時は戦国。織田軍の岩殿城攻めに抗しきれず、小山田氏の妻子は岩殿城から逃げ落ちました。連れた稚児の泣き声が追っ手に聞こえると、その子を谷底に落としたという伝説から、この岩壁を「稚児落し」と呼ぶようになりました。母もまた、苦悶の末に自らも身を投げたと言われています。
〈 鎖場は慎重に 〉
〈 晴天に恵まれて 〉
〈 下山後のランチは吉田屋の名物手打ちうどん 〉 肉うどんの肉は馬肉です!うまい!
天候にも恵まれ、山梨百名山であり秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)の【八番山頂】にも選出される「岩殿山」に無事に登頂することができました。 頂上から望む富士山は絶景で、稚児落としでは歴史を感じ、その迫力に圧倒され、コース後半の岩場や鎖場ではスリルたっぷりの登山が楽しめました。 そして、 何より事故やトラブルもなく無事に下山できたので、大満足です!!
TEAM 百名山の皆さん 楽しい一日をありがとう!